ミカ!

2006年9月21日 読書
ISBN:4167679027 文庫 伊藤 たかみ 文藝春秋 2004/04/07 ¥580

学校では、猿が火を使うようになって人間に進化したって教えてもらったけど、ぼくは、火をきれいだって思った猿が人間になったんじゃないかなって思ってる。人間になりたかったからじゃなくって、火をきれいだなって思ったときから、とにかく人間になってしまうんだ、きっと。だって、きれいなものを見たり、面白いことを聞いたら、だれだってほかの人に伝えてあげたくなるだろ?だから言葉をしゃべらなくちゃいけなくなってしまう。火がきれいだよってだれかに教えてやるために、言葉が必要になる。文字が必要になる。だから火をきれいだって思った猿は、やっぱり人間になるより仕方がなかったんだよな。


メモメモ。
芥川賞作品も早く読んでみたいです。
本谷さんのも読みたいんだけどなぁ・・・あんまり本屋に並んでないんですよね。
「生きてるだけで、愛」でしたっけ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索